#author("2025-04-12T00:37:27+09:00","","")
#author("2025-04-12T00:57:29+09:00","","")
* Linux cross-compile 環境 (Docker + ct-ng) [#n082fdad]
** 下記ファイルをダウンロードし、同じディレクトリに置く。 [#zf59362f]
&ref(Dockerfile);
&ref(docker-compose.yml);
以下、Raspbbery Pi 3 用の環境構築方法を記載します。
他のターゲットについては、下部参照ください。
** Docker イメージ作成 [#aa174717]
※事前に docker, docker-compose をインストールのこと。
# crosstool-ng のイメージを作成
# 700MB 程度のイメージが作成されます。
** 事前準備 [#j9661ae6]
docker, docker-compose をインストールしておくこと。
** ビルド用の yml, Dockerfile をダウンロードする。 [#b7ba6488]
下記、実行する。
git clone https://ehobby.jp/gitbucket/git/kei-n/cross-compiler.git
** Docker イメージ作成 [#u6ca928b]
*** crosstool-ng のイメージを作成 [#d593aba2]
次のコマンドを実行する。~
約 700MB 程度のイメージが作成されます。
docker-compose build crosstool-ng
# aarch64-rpi3-linux-gnu コンパイラが入ったイメージを作成
# ビルドに時間がかかり、15GB 程度のイメージが作成されます。
*** aarch64-rpi3-linux-gnu のクロスコンパイラが入ったイメージを作成 [#gf4ebce3]
次のコマンドを実行する。~
約 15GB 程度のイメージが作成されます。ビルドに時間がかかります。(マシンスペックにもよるが 1Hr 程度)
docker-compose build aarch64-rpi3-linux-gnu
** コンテナ起動 [#sd389e13]
* 使い方 [#mb2465f3]
** コンテナ起動 [#n037e80f]
次のコマンドで aarch64-rpi3-linux-gnu のコンテナを起動します。
docker-compose up -d
# aarch64-rpi3-linux-gnu のコンテナが起動します。
** ビルド [#r6a9359a]
- ビルド対象のソースを target 配下に格納する。(コンテナ内の target になります)
- コンテナにログインし、ビルドする。
docker exec -it rpi-build_aarch64-rpi3-linux-gnu_1 /bin/bash
- ビルド対象のソースを target 配下に格納します。(コンテナ内の target になります)
- 次のコマンドでコンテナにログインし、ビルドします。
# <CONTAINER ID> は、docker ps により出力される aarch64-rpi3-linux-gnu の CONTAINER ID。
docker exec -it <CONTAINER ID> /bin/bash
次のコマンドでも可
docker exec -it `docker ps | sed -n -e "s/^\(.*\)\s\+aarch64-rpi3-linux-gnu.*/\1/p"` /bin/bash
----
** aarch64-rpi3-linux-gnu のイメージ作成に失敗する場合 [#pe1828b3]
下記にて、crosstool-ng のコンテナに入る。
docker-compose up -d crosstool-ng
docker exec -it `docker ps | sed -n -e "s/^\(.*\)\s\+crosstool-ng.*/\1/p"` /bin/bash
次のコマンドでビルドできるか確認ください。
※エラー等あれば、必要に応じて、aarch64-rpi3-linux-gnu の Dockerfile を修正し再ビルドください。
tg-ng aarch64-rpi3-linux-gnu
tg-ng build
** 別のクロスコンパイル環境の Docker Image を作成したい場合 [#cbc48408]
aarch64-rpi3-linux-gnu/Dockerfile を参考に修正すればよいですが、
まずは、crosstool-ng のコンテナで、事前に必要なライブラリ等確認した方が良いかもしれません。
下記にて、crosstool-ng のコンテナに入る。
docker-compose up -d crosstool-ng
docker exec -it `docker ps | sed -n -e "s/^\(.*\)\s\+crosstool-ng.*/\1/p"` /bin/bash
次のコマンドで、ターゲットを探す。
ct-ng list-samples
次のコマンドで、ターゲットを設定する。
ct-ng <target>
# 例)
ct-ng aarch64-rpi4-linux-gnu
次のコマンドでビルドする
ct-ng build
